JIS規格

JIS規格 性能

1. ABRとABM規格製品の性能比較

 右のグラフはM36のアンカーボルトを用いて、SNR490Bを材料とするABR490とABM490における引張試験結果を比較したものです。いずれのアンカーボルトも全長900㎜、両端のねじ加工長さ145㎜です。

図
寸法データ(M36)
ABR490 ねじ部有効断面積(転造) 817mm2
軸部有効断面積 864mm2
ABM490 ねじ部有効断面積(切削) 865mm2
軸部有効断面積 1,020mm2

このグラフから次のことが判ります。

ABRでは、軸部断面積はねじ部有効断面積と近似しているため、ねじ部と軸部がほぼ同時に降伏し、軸部が十分塑性変形するまで各部の破断が起きないため、ボルト全体の伸びは素材の性能に近い約20%の伸びを発揮します。

ABMでは、初めに断面積の小さいねじ部が降伏し、ねじ部の歪硬化により応力上昇して軸部降伏耐力に達した後に軸部が塑性変形する様子が判り、ねじ部の破断までに約9%の伸び性能を発揮します。

2. ねじ部の加工状態の比較

転造ねじは、塑性加工の影響で写真1に見られるようにファイバーフローがねじ山の形に沿って流れ、圧縮された谷底部分が特に緻密になりねじの谷の硬度が上昇しねじとしての強度も上昇します。そのためにねじ部と軸部との引張強度における差が極めて小さくなり軸部降伏開始後十分な12%以上の耐力上昇が可能です。

切削ねじは、切削加工の影響で写真2に見られるようにファイバーフローが切断されてしまい、ねじ部の強度の上昇もないため、転造ねじより性能的に劣る部分はありますが、ABM規格においてはボルト素材の降伏比制限を0.75以下に厳しく制限すること、及び細目ねじピッチ採用でねじ部の断面欠損率の向上により、アンカーボルトに軸部降伏後の12%の耐力上昇を持たせ、所定の一様伸び(3%)以上を確保しています。

図

3. セット部品のナットと座金

 本製品に使用するナットと座金はJIS B 1220の附属書 B.構造用六角ナット C.構造用平座金として規格化しています。ナットと座金はアンカーボルトセットの性能を保証するのに十分な強度と寸法となっております。

4. 設計・施工の基本的考え方

 本製品は、「2015年版建築物の構造関係技術基準解説書」に、伸び能力のあるアンカーボルトとしてABR、ABMが明示されています。
 また、本製品を建築構造物へ使用するにあたっては、「建築構造用アンカーボルトを用いた露出柱脚設計施工指針・同解説(社)日本鋼構造協会発刊」にて詳細に解説されています。

伸び能力が保証されたアンカーボルトセットの設計は、柱材の曲げ耐力の20%程度の曲げモーメントに対して半剛接として柱脚を設計することを基本とし、次の基本方針としています。

1) 最下層柱の脚部に作用する軸方向力、せん断力、曲げモーメントが基礎に確実に伝達されるように柱脚を設計する。

2) 最下層柱の降伏に先行してアンカーボルトが降伏する柱脚ヒンジ型の柱脚として設計することを原則とする。

3) 設計ルートは、ルート3によることを原則とするが、ルート1-2およびルート2によってもよい。

柱脚工事の基本は、設計された柱脚部の柱と脚部の位置を正確に確保するため、正しい手順で工事を行なうことを基本とし、次の基本方針としています。

1)アンカーボルトの設置においては、ボルトの高さと平面的な位置を確保することが基本であり、そのために原則として上下にゲージプレートを配置した箱状のアンカーフレームおよび設置用架台を用いる。

2)ナットの締付けにおいては、ベースモルタルを介して柱脚のベースプレートを基礎コンクリートに密着させ、長期間にわたって緩まないように 全ボルトを均一のトルクで1次締め付け後、本締めをすることが基本である。1次締め目標トルクは、ねじの呼びM16〜M22が70N・m程度、M24〜M27が100N・m程度、M30〜M42が200N・m程度、M48〜M72が300N・m程度、M76〜M100が400N・m程度とする

3)ベースモルタルの充填においては、ベースプレートと基礎コンクリートとの密着性を高めることが重要であり、モルタルを柱脚のベースプレート下部に満遍なく確実に充填することが基本である。

4)鉄骨建て方時においては、アンカーボルトの台直しは禁止である。ベースプレートのボルト孔とアンカーボルトの位置にずれが生じ、ベースプレートが正規の位置に納まらない場合は、アンカーボルトの台直しはせずにベースプレートのボルト孔をあけ直し、建て方終了後に十分な補強板を当ててベースプレートと溶接する。

5)構造用アンカーボルトセット設置施工工程例(参考資料)

施工工程 工事管理者 柱脚施工管理技術者 柱脚施工技能者

① 柱脚工事の施工前打合せ

・安全、作業環境、施工計画図の確認と承認

・安全、作業環境、施工計画図の作成と提出

 

 

② 柱脚工事の施工作業前の準備

・仮設

・墨出(柱芯)

・捨てコンレベル出し

・関連報告書の確認と承認

・捨てコン厚みの確認

・柱芯墨の確認

・工事部材の数量および寸法確認

・関連報告書の作成と提出

 

 

 

③ アンカーフレームの設置作業

・関連報告書の確認と承認

・設置作業の立会いと確認

・関連報告書の作成と提出

・架台およびフレームの組立

・設置

・ボルトねじ部の養生

④ アンカーフレーム設置後の確認

・関連報告書の確認と承認

・レベル、柱芯間寸法の確認

・関連報告書の作成と提出

・位置ずれ箇所の修正

⑤ 基礎コンクリート打設前の確認

・基礎配筋

・型枠設置

・関連報告書の確認と承認

・レベル、柱芯間寸法の確認

・アンカーフレーム間の位置確認

・関連報告書の作成と提出

・位置ずれ箇所の修正

⑥ 基礎コンクリート打設後の作業

・レベルモルタルの設置

・鉄骨建方

 

 

 

 

⑦ ベースモルタルの充填

・関連報告書の確認と承認

・ベースモルタル充填の確認

・関連報告書の作成と提出

・ベースモルタルの充填

⑧ アンカーボルトの締付け

・関連報告書の確認と承認

・アンカーボルトの締め付け作業の確認

・関連報告書の作成と提出

・アンカーボルトの締め付け

⑨ 報告

 

 

・各作業工程が終了した旨の報告書を作成し、工事管理者の承認を得る

 

 

参考図書

参考図書

JIS B 1220 構造用両ねじアンカーボルトセット

一般財団法人 日本規格協会 発行

建築構造用アンカーボルトを用いた露出柱脚設計施工指針・同解説

一般社団法人 日本鋼構造協会 発行

JIS B1220【ABR】転造ねじ

JIS B 1220 転造メートル並目ねじ 図

素材

転造ねじにおけるねじ部有効断面積(Ae)の軸部断面積(Ab)に対する比率は、公称約95%で実数値では92〜96%の範囲にあります。この比率が素材の降伏比(降伏点/引張強度)を下回ると軸部が降伏する前にねじ部で破断し、アンカーボルトに所定の伸び能力を付与することができなくなります。JIS G 3138 SNR400B、SNR490B材はいずれも降伏比の上限が80%に制限されているため、このアンカーボルトでは大きな塑性変形能力が保証されています。
この素材の伸び性能を確保するために、絞り成形等の冷間加工を施さず素材に直接ねじを転造しなければなりません。
この場合、所定のねじ精度を得るためには、素材の軸径の寸法精度を厳しく制限する必要があります。

ねじ

転造加工によるねじのサイズは、アンカーボルトとしての使用実績及び設備の加工能力からM16〜M48となっています。
ねじの形状寸法は、JIS B 0205-2のメートル並目ねじとし、その許容差は施工時の環境を考慮してJIS B 0209-3のはめあい区分「粗」の8gとなっています。

JIS B 1220 ABRアンカーボルトの形状及び寸法

単位:mm

ねじの呼び
(d)
ねじのピッチ 軸部径(Φds) 長さ(lt) ねじの長さ(b)
基準寸法 最大 最小 偏径差 最小 許容差 最小 許容差
M16 2 14.54 14.66 14.41 0.29 400 +10
0
48 + 8
0
M18 2.5 16.20 16.33 16.07 0.29 450 54
M20 2.5 18.20 18.33 18.07 0.30 500 60
M22 2.5 20.20 20.33 20.07 0.30 550 66
M24 3 21.85 22.00 21.69 0.36 600 72 +10
0
M27 3 24.85 25.00 24.69 0.36 675 81
M30 3.5 27.51 27.67 27.34 0.38 750 90
M33 3.5 30.51 30.67 30.34 0.38 825 99
M36 4 33.17 33.34 32.99 0.40 900 108 +13
0
M39 4 36.17 36.34 35.99 0.40 975 117
M42 4.5 38.83 39.01 38.64 0.43 1,050 +20
0
126
M45 4.5 41.83 42.01 41.64 0.43 1,125 135
M48 5 44.48 44.68 44.28 0.46 1,200 144

ナット及び座金の形状及び寸法(ABR)

単位:mm

ナットの形状 座金の形状
ねじの呼び
(d)
ねじのピッチ ナットの高さ(m) ナットの二面幅(S) 座金の内径(dw) 座金の外径(D) 座金の厚さ(t)
基準寸法 許容差 基準寸法 許容差 基準寸法 許容差 基準寸法 許容差 基準寸法 許容差
M16 2 13 ±0.9 24 0
‒ 0.8
18 + 0.8
‒ 0
32 0
‒ 1.0
4.5(5) ±0.5
M18 2.5 15 27 20 36
M20 2.5 16 30 22 40
M22 2.5 18 32 0
‒ 1.0
24 44 6 ±0.7
M24 3 19 ±1.0 36 26 48
M27 3 22 41 30 56
M30 3.5 24 46 33 +1.0
‒ 0
60 0
‒ 1.2
8
M33 3.5 26 50 36 63
M36 4 29 55 0
‒ 1.2
39 66
M39 4 31 ±1.2 60 42 72
M42 4.5 34 65 45 78
M45 4.5 36 70 48 85 0
‒ 1.4
M48 5 38 75 52 + 1.2
‒ 0
92

(注1)座金の厚さの括弧内の数値はステンレス鋼製座金(ABR520SUS)の場合を示す。

■炭素鋼製ナットの機械的性質
強度区分 保証荷重(N/mm2 硬さ(HV) ねじ精度
5J 610 146〜319 7H

■ステンレス鋼製ナットの機械的性質
鋼種区分 強度区分 保証荷重(N/mm2 ねじ精度
A2 50 500 7H

■炭素鋼座金及びステンレス鋼製座金の機械的性質
硬さ区分 硬さ
ビッカース硬さ(HV) ロックウェル硬さ(HRC)
最小 最大 最小 最大
200J 200HV 400HV 11HRC 41HRC

ABRアンカーボルトの性能

■ABR400及びABR520SUSの性能
ねじの呼び 基準軸径
(mm)
軸部断面積
(mm2
ねじ部有効断面積
(mm2
引張耐力(kN)(注1)(注4) せん断耐力(kN)(注2)(注4)
短期許容耐力(注5) 全塑性耐力 設計用最大耐力 短期許容耐力 最大耐力
M16 14.54 166 157 36.9 39.0 50.7 21.3 36.3
(47.3)
M18 16.20 206 192 45.1 48.4 62.9 26.0 44.3
(57.6)
M20 18.20 260 245 57.6 61.1 79.4 33.2 56.6
(73.3)
M22 20.20 320 303 71.2 75.2 97.8 41.1 69.9
(91.2)
M24 21.85 375 353 83.0 88.1 115 47.9 81.4
(106)
M27 24.85 485 459 108 114 148 62.4 106
(138)
M30 27.51 594 561 132 140 182 76.2 129
(169)
M33 30.51 731 694 163 172 224 94.1 161
(208)
M36 33.17 864 817 192 203 264 111 189
(245)
M39 36.17 1,030 976 229 242 315 132 225
(293)
M42(注3) 38.83 1,180 1,120 263 277 360 152 259
(336)
M45 41.83 1,370 1,310 282
(308)
295
(322)
384
(419)
163
(178)
303
(393)
M48 44.48 1,550 1,470 316
(345)
333
(364)
433
(473)
182
(199)
339
(441)

■ABR490の性能
ねじの呼び 基準軸径
(mm)
軸部断面積
(mm2
ねじ部有効断面積
(mm2
引張耐力(kN)(注1) せん断耐力(kN)(注2)
短期許容耐力(注5) 全塑性耐力 設計用最大耐力 短期許容耐力 最大耐力
M16 14.54 166 157 51.0 54.0 70.2 29.4 44.4
M18 16.20 206 192 62.4 67.0 87.0 36.0 54.3
M20 18.20 260 245 79.6 84.5 110 46.0 9.3
M22 20.20 320 303 98.5 104 135 56.9 85.7
M24 21.85 375 353 115 122 159 66.4 99.9
M27 24.85 485 459 149 158 205 86.0 130
M30 27.51 594 561 182 193 251 105 159
M33 30.51 731 694 226 238 309 130 196
M36 33.17 864 817 266 281 365 154 231
M39 36.17 1,030 976 317 335 436 183 276
M42
(注3)
38.83 1,180 1,120 364 384 499 210 317
M45 41.83 1,370 1,310 386 404 525 223 371
M48 44.48 1,550 1,470 434 457 594 251 416

(注1) 短期許容引張耐力pba=Ae・F 全塑性引張耐力pbp=Ab・F 設計用最大引張耐力pbu=1.3Ab・F Ae:ねじ部有効断面積, Ab:軸部断面積, F:鋼材の基準強度

(注2) せん断耐力は、ねじ部有効断面積に基づいて算定されている。

(注3) ABR-M42の耐力は、軸部径が38.83mmであるため、F値の低減はしていない。

(注4) 表中括弧内の数値はABR520SUSの性能を示す。

(注5) JIS B 1220:2015 規格に規定されている耐力性能は短期許容耐力(ねじ部引張降伏耐力の最小値)のみであるが、上表には参考値としてその他耐力値も掲載している。

JIS B1220【ABM】切削ねじ

JIS B 1221 切削メートル細目ねじ 図

素材

切削ねじは転造に比べて断面欠損が大きくなるため、使用する素材の降伏比上限値をさらに低く設定する必要が生じます。そこでSNR400B及びSNR490B材において降伏比上限保証の程度を検討した結果、素材の降伏比75%の確保が可能であることから、ABMにおいてはこの制限付きで、且つ軸部径の上限値をJIS G 3138の規格値より更に低く抑えた素材を使用することとしました。また、ABR同様に、冷間加工を行わず、素材に直接切削ねじ加工を施すことを定められました。

ねじ

本規格においては、切削ねじにおける有効断面積(Ae)の軸部断面積(Ab)に対する比率(Ae/Ab)は、素材の降伏比上限値の1.12倍を確保するものと定められており、降伏比上限7 5 % のSNR400B、SNR490B 共に0.75×1.12=0.84の(Ae/Ab)を確保する必要があります。この値を確保するために、ねじの形状寸法は、JIS B 0205-2のメートル細目ねじとし、そのねじ精度は施工時の環境を考慮してJIS B 0209-3の公差域クラス8gとなりました。

JIS B 1220 ABMアンカーボルトの形状及び寸法

単位:mm

ねじの呼び
(d)
ねじのピッチ
(注1)
軸部径(Φds) 長さ(lt) ねじの長さ(b)
基準寸法 最大 最小 偏径差 最小 許容差 最小 許容差
M24 2(3) 24.0 24.3 23.7 0.4 600 +10
0
72 + 10
0
M27 2(3) 27.0 27.3 26.7 675 81
M30 2(3.5) 30.0 30.3 29.7 750 90
M33 2(3.5) 33.0 33.3 32.7 825 99
M36 3(4) 36.0 36.5 35.6 0.5 900 108 +13
0
M39 3(4) 39.0 39.5 38.6 975 117
M42 3(4.5) 42.0 42.5 41.6 1,050 +20
0
126
M45 4(4.5) 45.0 45.5 44.5 0.6 1,125 135
M48 4(5) 48.0 48.5 47.5 1,200 144
M52 4 52.0 52.5 51.5 1,300 156
M56 4 56.0 56.5 55.5 1,400 168
M60 4 60.0 60.5 59.5 1,500 180
M64 4 64.0 64.5 63.5 1,600 192
M68 4 68.0 68.5 67.5 1,700 204
M72 6 72.0 73.0 71.4 0.8 1,800 +20
0
216 +13
0
M76 6 76.0 77.0 75.4 1,900 228
M80 6 80.0 81.0 79.4 2,000 240
M85 6 85.0 86.0 84.4 2,125 255
M90 6 90.0 91.0 89.4 2,250 270
M95 6 95.0 96.0 94.4 2,375 285
M100 6 100 101 99.4 2,500 300

ナット及び座金の形状及び寸法(ABM)

単位:mm

ナットの形状 座金の形状
ねじの呼び
(d)
ねじのピッチ
(注1)
ナットの高さ(m) ナットの二面幅(S) 座金の内径(dw) 座金の外径(D) 座金の厚さ(t)
基準寸法 許容差 基準寸法 許容差 基準寸法 許容差 基準寸法 許容差 基準寸法 許容差
M24 2(3) 19 ±1.0 36 0
‒ 1.0
26 +0.8
0
48 0
‒ 1.0
6 ±0.7
M27 2(3) 22 41 30 56
M30 2(3.5) 24 46 33 +1.0
0
60 0
‒ 1.2
8
M33 2(3.5) 26 50 36 63
M36 3(4) 29 55 0
‒ 1.2
39 66
M39 3(4) 31 ±1.2 60 42 72
M42 3(4.5) 34 65 45 78
M45 4(4.5) 36 70 48 85 0
‒ 1.4
M48 4(5) 38 75 52 +1.2
0
92
M52 4 42 80 56 98
M56 4 45 85 0
-1.4
60 +3.0
0
105 0
‒ 3.0
9 ±1.0
M60 4 48 90 64 110
M64 4 51 ±1.5 95 68 115
M68 4 54 100 72 120 12 ±1.4
M72 6 58 105 76 125
M76 6 61 110 80 135
M80 6 64 115 84 140
M85 6 68 120 89 145
M90 6 72 130 0
‒ 1.6
94 160
M95 6 76 135 99 165
M100 6 80 145 104 175 16

(注1) 表中括弧内の数値はABM520SUSの場合を示す。

ABMアンカーボルトの性能

■ABM400及びABM520SUSの性能
ねじの呼び 軸断面積
(mm2
ねじ部有効断面積
(mm2
(注3)
引張耐力(kN)
(注1)(注3)
せん断耐力(kN)
(注2)(注3)
短期許容耐力
(注4)
全塑性耐力 設計用最大耐力 短期許容耐力 最大耐力
M24 452 384 ( 353) 90.2 ( 83.0) 106 133 52.1 ( 47.9) 88.9 (106)
M27 573 496 ( 459) 117 (108) 135 169 67.5 ( 62.4) 114 (138)
M30 707 621 ( 561) 146 (132) 166 208 84.3 ( 76.2) 143 (169)
M33 855 761 ( 694) 179 (163) 201 251 103 ( 94.1) 176 (208)
M36 1,020 865 ( 817) 203 (192) 240 300 117 (111) 200 (245)
M39 1,190 1,030 ( 976) 242 (229) 280 350 140 (132) 238 (293)
M42 1,390 1,210 (1,120) 260 (263) 299 (327) 374 (409) 150 (152) 279 (336)
M45 1,590 1,340 (1,310) 288 (308) 342 (374) 428 (468) 166 (178) 309 (393)
M48 1,810 1,540 (1,470) 331 (345) 389 (425) 486 (531) 191 (199) 356 (441)

■ABM490の性能
ねじの呼び 軸断面積
(mm2
ねじ部有効断面積
(mm2
引張耐力(kN)
(注1)
せん断耐力(kN)
(注2)
短期許容耐力
(注4)
全塑性耐力 設計用最大耐力 短期許容耐力 最大耐力
M24 452 384 125 147 184 72.2 109
M27 573 496 161 186 233 93.0 140
M30 707 621 202 230 288 117 176
M33 855 761 247 278 348 143 215
M36 1,020 865 281 332 415 162 245
M39 1,190 1,030 335 387 484 193 292
M42 1,390 1,210 357 410 513 206 342
M45 1,590 1,340 395 469 586 228 379
M48 1,810 1,540 454 534 668 262 436
M52 2,120 1,820 537 625 781 310 515
M56 2,460 2,140 631 726 908 364 606
M60 2,830 2,480 732 835 1,040 423 701
M64 3,220 2,850 841 950 1,190 486 807
M68 3,630 3,240 956 1,070 1,340 552 917
M72 4,070 3,460 1,020 1,200 1,500 589 979
M76 4,540 3,890 1,150 1,340 1,680 664 1,100
M80 5,030 4,340 1,280 1,480 1,850 739 1,230
M85 5,670 4,950 1,460 1,670 2,090 843 1,400
M90 6,360 5,590 1,650 1,880 2,350 953 1,580
M95 7,090 6,270 1,850 2,090 2,610 1,070 1,770
M100 7,850 6,990 2,060 2,320 2,900 1,190 1,980

(注1) 短期許容引張耐力pba=Ae・F 全塑性引張耐力pbp=Ab・F 設計用最大引張耐力pbu=1.25Ab・F Ae:ねじ部有効断面積,  Ab:軸部断面積, F:鋼材の基準強度

(注2) せん断耐力は、ねじ部断面積に基づいて算定されている。

(注3) 表中括弧内の数値はABM520SUSの性能を示す。

(注4) JIS B 1220:2015 規格に規定されている耐力性能は短期許容耐力(ねじ部引張降伏耐力の最小値)のみであるが、上表には参考値としてその他耐力値も掲載している。

JIS規格認証工場一覧

JIS B 1220 ABR

認証取得順

JIS規格認証番号 JIS規格認証工場 所在地 認証範囲 表面処理
JQ0810002 コンドーテック ㈱ 九州工場 福岡県 直方市 ボルトセット ABR400/490 M16〜48
JQ0311001 ㈱ 浅善鉄工所 千葉工場 千葉県 いすみ市 ボルトセット ABR400/490 M16〜48
JQ0511004 フルサト工業 ㈱ 滋賀工場 滋賀県 甲賀郡 ボルトセット ABR400/490 M16〜48
JQ0511005 ㈱ ニッタン 安治川工場 大阪市 港区 ボルトセット ABR400/490 M16〜48
TC0311003 石崎ボルト ㈲ 豊栄本社工場 新潟市 下大谷 ボルトセット ABR400/490 M16〜48
JQ0511006 コンドーテック ㈱ 滋賀工場 滋賀県 蒲生郡 ボルトセット ABR400/490 M16〜48
JQ0511009 天雲産業 ㈱ 大阪市 港区 ボルトセット ABR400/490 M16〜48
JQ0111002 八條産業機械 ㈱ 北海道 札幌市 ボルトセット ABR400/490 M16〜48
TC0311007 コンドーテック ㈱ 関東工場 茨城県 結城市 ボルトセット ABR400/490 M16〜48
TC0311009 ㈱ ニッセイ 埼玉県 八潮市 ボルトセット ABR400/490 M16〜48
TC0311010 ㈱ アキテック 埼玉県 八潮市 ボルトセット ABR400/490 M16〜48
JQ0711001 サンコー㈱ 香川県 高松市 ボルトセット ABR400/490 M16〜36
QA0319002 北越メタル㈱ 見附工場  新潟県 見附市 ボルトセット ABR400/490 M16〜48
(M18を除く)
JQ0511018 森鋼材 ㈱ 大阪市 西区 ボルトセット ABR400/490 M16〜48
TC0111001 コンドーテック ㈱ 札幌工場 北海道 石狩市 ボルトセット ABR400/490 M16〜48
JQ0812001 ㈱ 村上鉄工所 福岡県 柳川市 ボルトセット ABR400/490 M16〜48
TC0212001 ㈲ 旭鋲螺製作所 山形県 酒田市 ボルトセット ABR400/490 M16〜48
TC0612001 ㈱ 山陽ネジ製作所 岡山県 岡山市 ボルトセット ABR400/490 M16〜42
JQ0112001 ㈱ 丸荘製作所 北海道 札幌市 ボルトセット ABR400/490 M16〜48
TC0312010 ㈱ 星和 東京都 足立区 ボルトセット ABR400/490 M16〜48
TC0612003 ㈱ 旭機械工商 田布施工場 山口県 熊毛郡 ボルトセット ABR400/490 M16〜48
JQ0312010 ㈱ 青戸製作所 埼玉県 三郷市 ボルトセット ABR400/490 M16〜48
JQ0515008 大東金属 ㈱ 大阪府 大阪市 ボルトセット ABR490 M27〜42
(M18を除く)
JQ0516006 ㈱橋本製作所 大阪市 西区 ボルトセット ABR400/490 M16〜30
JQ0416001 大津鉄工 ㈱  十四山工場 愛知県 弥富市 ボルトセット ABR400/490 M16〜48 ABR520SUS M16〜48

JIS B 1220 ABM

認証取得順

JIS規格認証番号 JIS規格認証工場 所在地 認証範囲 表面処理
JQ0810002 コンドーテック ㈱ 九州工場 福岡県 直方市 ボルトセット ABM400 M24〜48/ABM490 M24〜64
JQ0311002 ㈱ 浅善鉄工所 千葉工場 千葉県 いすみ市 ボルトセット ABM400 M24〜48/ABM490 M24〜100
JQ0511006 コンドーテック ㈱ 滋賀工場 滋賀県 蒲生郡 ボルトセット ABM400 M24〜48/ABM490 M24〜64
JQ0511009 天雲産業 ㈱ 大阪市 港区 ボルトセット ABM400 M24〜48/ABM490 M24〜100
JQ0111002 八條産業機械 ㈱ 北海道 札幌市 ボルトセット ABM400 M24〜48/ABM490 M24〜64
TC0311007 コンドーテック ㈱ 関東工場 茨城県 結城市 ボルトセット ABM400 M24〜48/ABM490 M24〜64
TC0311009 ㈱ ニッセイ 埼玉県 八潮市 ボルトセット ABM400 M24〜48/ABM490 M24〜72
TC0311010 ㈱ アキテック 埼玉県 八潮市 ボルトセット ABM400 M24〜48/ABM490 M24〜64
JQ0711001 サンコー㈱ 香川県 高松市 ボルトセット ABM400 M24〜48/ABM490 M24〜48
TC0311003 石崎ボルト ㈲ 豊栄本社工場 新潟市 下大谷 ボルトセット ABM400 M24〜39/ABM490 M24〜39
JQ0511018 森鋼材 ㈱ 大阪市 西区 ボルトセット ABM400 M24〜48/ABM490 M24〜100
TC0111001 コンドーテック ㈱ 札幌工場 北海道 石狩市 ボルトセット ABM400 M24〜48/ABM490 M24〜64
JQ0812001 ㈱ 村上鉄工所 福岡県 柳川市 ボルトセット ABM400 M24〜48/ABM490 M24〜72
TC0212001 ㈲ 旭鋲螺製作所 山形県 酒田市 ボルトセット ABM400 M24〜48/ABM490 M24〜80
JQ0112001 ㈱ 丸荘製作所 北海道 札幌市 ボルトセット ABM400 M24〜48/ABM490 M24〜48
TC0312010 ㈱ 星和 東京都 足立区 ボルトセット ABM400 M24〜48/ABM490 M24〜M72
TC0612003 ㈱ 旭機械工商 田布施工場 山口県 熊毛郡 ボルトセット ABM400 M24〜36/ABM490 M24〜36
JQ0312010 ㈱ 青戸製作所 埼玉県 三郷市 ボルトセット ABM400 M24〜48/ABM490 M24〜100
JQ0416001 大津鉄工 ㈱  十四山工場 愛知県 弥富市 ボルトセット ABM400 M24〜48/ABM490 M24〜100/ABM520SUS M24〜48

ナット・座金

認証取得順

JIS規格認証番号 JIS規格認証工場 所在地 認証範囲 表面処理
JQ0510012 浜中ナット株式会社 兵庫県 姫路市 ナットのみ ABR/ABM共通 M16〜100
(炭素鋼・ステンレス鋼)
JQ0610003 株式会社 小野製作所 岡山県 岡山市 座金のみ ABR/ABM共通 M16〜100(SUS規格はM16〜48迄)
JQ0511001 ユニタイト株式会社 兵庫県 神戸市 ナットのみ ABR/ABM共通 M16〜100
定着板の推奨寸法

建築構造用アンカーボルトに使用する定着板の推奨寸法

 これまで定着板については明確な設計基準はありませんでしたが、今回十分な検討を加え、必要最低限の標準形状・寸法と設計基準が規格解説に記載されました。この寸法を基に、実際に手に入れやすい寸法に設定したものを建築用アンカーボルトメーカー協議会推奨品としました。

定着板寸法表(JSSⅡ13,14の規格に基づく協議会推奨品)

定着板寸法図

ボルト径 協議会推奨サイズ
丸型 四角型
外径(D) 内径(d) 厚さ(t) 外辺(D) 内径(d) 厚さ(t)
標準寸法 許容差 標準寸法 許容差 標準寸法 許容差 標準寸法 許容差 標準寸法 許容差 標準寸法 許容差
M16 48 ±1.0 18 ±1.0 10 ±1.0 50 ±1.0 18 ±1.0 9 ±0.5
M20 60 22 13 60 22 12
M22 72 26 15 70 24
M24 75 26 16 ±0.6
M27 91 32 17 90 29
M30 100 32
M33 102 38 20 35 19
M36 110 38
M39 120 ±2.0 45

±2.0

24 ±2.0 120 ±2.0 41 ±2.0 22
M42 44
M45 140 51 125 48
M48 150 51
M52 160 59 27 55
M56 59 25 ±0.7
M60 180 67 31 155 63 28
M64 165

67

M68 190 ±3.0 76 ±3.0 34 176 ±3.0 71 ±3.0 32
M72 186 76
M76 210 84 42 196 80 36
M80 206 84 40 ±0.8
M85 240 94 47 219 89
M90 232 94 45
M95 260 104 52 244 99 50
M100 257 104

(注)

・コンクリート基礎のコーン状破壊については、フーチング形状が個々の設計において異なること、アンカーボルトの軸力伝達に対して、 フーチング内に礎柱配筋を設ける場合があることを考え、考慮されていません。フーチングが小さくコーン状破壊の可能性がある場合 には、フーチングの補強や別の定着方法の選定などを検討する必要があります。

・コンクリートの設計基準強度は、M16〜30を18N / mm²、M33〜48を21N / mm²、M52〜100を24N / mm²として採用しています。